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かなえφ ★:2010/08/20(金) 16:03:25 ???0
全国各地に散在する「パワースポット」と呼ばれる神社や山岳など自然の景勝地が、大勢の若者を引きつけている。
「力をいただく」「気があふれている」「良縁に恵まれた」などが人気の理由で、従来の信仰や観光とは少々、違う。これまであまり訪れることがなかった若い年代の人たちの来訪に受け入れ側からは戸惑いの声も聞かれる。
◆満足
「ご神体の力を素肌で感じたいんです」と往復約2時間の山道をはだしで歩いている女性がいた。奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社のご神体の三輪山(標高467メートル)では、20~30歳代の若者が激増している。数年前には考えられなかった光景だ。
今年の大型連休中、三輪山には1日当たり例年の6倍以上の約1000人が入山。山道を歩き通した兵庫県西宮市、近畿大5年佐藤理栄さん(24)は「心身の疲れが取れた。お山に力をもらった気分」と満足そうだった。同神社の山田浩之権禰宜(ごんねぎ)(45)は「若者が心の問題に向き合う場として、神社を認知し始めた」と喜ぶ。
◆行列
パワースポット人気は、スピリチュアル(霊的)ブームの延長とされる。霊能者や芸能人が訪れる神社や自然がテレビや雑誌で紹介され、昨年秋頃から一気に火がついた。
必ずしも参拝が目的ではない。東京の明治神宮では、戦国武将・加藤清正ゆかりの井戸「清正井(きよまさのいど)」を携帯電話の待ち受け画面にすると幸運が訪れるとして、大勢の人が集まる。今年の正月には、5時間待ちの行列ができた。神社は現在、1時間ごとに区切った整理券を配り、対応している。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100820-OYT1T00731.htm