森記念財団の都市戦略研究所が13日発表した世界主要35都市の2010年版「総合力ランキング」で、1位はニューヨーク、2位はロンドン、3位はパリ、東京は総合4位となった。08年の調査開始以来、3年連続で4位までの順位に変動はなかった。

ただ、東京と上位との差は縮まっており、同研究所は「東京の地位は相対的に向上している」としている。ランキングは、都市の経済力や買い物・食事の魅力、リサイクル率といった6分野69項目の指標を点数化して集計し、都市の「総合力」を比較した。

分野別にみると、東京は「経済」と「研究・開発」が2位、「文化・交流」が4位、「環境」が5位だった。一方、首都圏空港の容量不足などが影響して「交通・アクセス」は6位、住宅費の高さで、「居住」は9位で、経済部門に比べ、暮らしやすさの評価が低くなっている。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101013-OYT1T01042.htm?from=area2